
狭小住宅特有のメリット
仕事が忙しくて夜遅く帰宅し朝早く出勤するというハードな生活の単身者には、狭小住宅がおすすめです。狭小住宅は床面積が小さく、掃除の手間がかかりません。手の届く範囲に全ての家具を置けて、あちこち移動する必要もないでしょう。余計な家具を置くスペースがないので、不要品が溜まる心配もありません。土地に狭小住宅を建てる場合は、建築費が安く、短期間で完成できます。
狭小住宅の賢い選び方
狭小住宅を探す際には、まず収納をチェックしましょう。収納が少ない狭小住宅は、家具の置き場に困ってしまいます。可能ならシステムキッチンやロフトが付いているタイプが好ましいです。収納が少ない物件は、吊棚や突っ張り棒を利用して収納スペースを作れるか検討しなければなりません。次に、階段の配置が重要です。中2階のようなフリースペースがあると、天井が高く感じ、狭苦しさを防げるでしょう。また、日当たりの良い場所を選ぶことも大切です。狭小住宅は建物に横幅がないため、太陽が移動しても日に当たる時間が短く、日当たりが悪い場所だと、建物全体が1年中日陰になるおそれもあります。
それから、風通しや換気にも注意しましょう。狭小住宅は、窓が少なくて、小さな換気扇がキッチンのコンロ台の上に1つ付いているだけという物件も珍しくないのです。さらに、狭小住宅を建てる土地を探す場合は、建ぺい率や容積率に気を付けなければなりません。狭い土地に少しでも広い建物を建てようとすると、建ぺい率や容積率をオーバーしてしまうからです。
狭小住宅は、狭く小さい土地でも住宅を建てるのが得意なメーカーを選ぶことがポイントです。制限が多い住宅ですので、実績が豊富なメーカーを選ぶことで、理想の住宅に近づけます。