
希望する条件を洗い出そう
注文住宅を建てるためには、まずはじめに土地を用意する必要があります。すでに所有している土地があるのであれば選択の余地はありませんが、そうでない場合には、数ある物件の中から自分の希望に合うものを選ぶことが可能です。もっとも、闇雲に土地を探し始めても理想の物件に出会うのは困難です。土地を探す前には、必ず希望する条件を洗い出しておくようにしなければなりません。
その際、施主一人で考えるのではなく、一緒に住んでいる家族の意向も確認するようにしましょう。施主としては、通勤しやすいようにできる限り都市部の駅近物件がよいと思っていたとしても、のびのびと暮らせる郊外の物件の方を好むかもしれません。家族内で希望がすれ違ったままだと、せっかく家を建てたにもかかわらず家庭内がぎくしゃくしてしまうという結果になりかねないので、それを避けるためにも家族で話し合って条件を整理するというのは重要です。
実際に現地を見てみよう
技術の進歩によって、インターネットを使えば簡単に希望条件を満たす土地を調べることができるようになっています。なかには、ネットで見ただけで購入する土地を決めてしまう人がいるかもしれませんが、実際に現地を見ないで決断するのは非常に危険です。最寄駅から土地がある場所まで行くまでの道中の様子や、周辺の環境などは、実際に見てはじめて気づくものも少なくありません。購入してからはじめて現地を訪れて公開する羽目にならないように、必ず現地を見てから購入するかどうかを判断するようにしましょう。できれば、異なる時刻に何度か訪れてみるのがおすすめです。
ローコスト住宅とは、建築の段階で廉価の建材を用いるなどして、安く製作・販売される住宅のことです。費用削減の工夫が、随所に見られます。